DIYで二重窓にして断熱性能アップ

二重窓の家

今の時代は新しく家を建てるとペアガラスなんていうすごい窓が標準装備でついてくるらしいけれど、私たちが購入したのは築15年の中古物件。15年前、ペアガラスはついていたりついていなかったりといった時代だったらしいけれど、私たちが購入した物件にはペアガラスはついておらず…。

そこで思い切って自分たちでペアガラスにしちゃおう!ということで作ってみた二重窓、作り方を紹介したいと思う。

二重窓とは何か?説明します。

結露対策!

冬になると窓ガラスに水滴がはりつき、サッシや木枠がびちゃびちゃになってしまったりするのは、全て外気温と室温の差が原因。そのため結露対策として二重窓はとても効果的。

よくおばあちゃんの家などで窓にプチプチや段ボールを貼り付けて結露対策をしているけれど、その効果は窓にしか表れず、サッシ部分の結露を防ぐことはできないため、その効果は微妙。それに何より見た目が残念…。

防寒・断熱対策!

冬の暖房の暖かさ、そして夏の冷房の涼しさは窓から逃げていく。窓は熱の出入り口であるため、二重窓をつけることは暖房・冷房効果をアップさせるので、光熱費を節約させる効果もある。せっかく機能の高い冷・暖房を使っていても、窓が1枚だったり薄かったりすると意味がなくなってしまうので、そういう意味でも二重窓は検討すべき。

防音対策!

周囲にコンビニやスーパーがあったり、大きな幹線道路沿いにあったりする家だと、気になるのが騒音。特に夜間、睡眠中の騒音は安眠を妨げられ、日中の集中力を奪うため、騒音問題は結構切実な問題だ。

近くに工事現場など振動が原因の騒音がない限り、たいがいの騒音は二重窓をつけることによって妨げられる。

必要な道具☆

まずは確認☆

まずは自分の家の窓に二重窓がつけられるのかどうかを確認する。
窓の内側の枠に30mm以上の奥行があればOK。

そしてさらに既存の窓がクレセント錠の場合、回したときに内窓に引っかからないかどうかを確認し、引っかからなければOK。

必要な道具・材料について☆

今回は窓枠ありの内窓だったので、必要な道具・材料は以下の通り。
使用した道具は、メジャー、のこぎり、両面テープ、ヤスリ、定規、セロハンテープ。
そして材料が、ポリカーボネート4.5mm厚、パネルフレーム、パネルフレーム用上下レール、パネルフレーム用横カバー。

実際の二重窓の作り方☆

二重窓の作り方☆

枠なしの内窓もあるけれど、やっぱり窓っぽく作りたかったので、今回は窓枠ありの内窓の作り方を。

1.まずは横カバーを窓の縦枠の長さに合わせて切りヤスリで端を調整したら両面テープで木枠の手前に貼りつける。
2.横カバーの内側に入るようにパネルフレーム用上下レールを切り、ヤスリで調整したら両面テープで貼りつける。
3.パネルフレームの幅を引いた寸法でパネルを切る。
4.パネルに合わせてパネルフレームを切断し、パネルを差し込む。
5.あらかじめ作っておいたパネルフレーム用上下レールにパネルを差し込めば完成?

色々な二重窓☆

今回私たちは一つ一つ材料を揃えたけれど、何と簡易二重窓キットなるものも売られているそうだ。窓枠なしの超簡単なものから、手の込んだオシャレな内窓まで、その幅広さはさすがDIYならでは。

今回は寝室の内窓にチャレンジしたけれど、そのうちリビングの窓にもうちょっと手の込んだオシャンティな内窓をつけてみよう!と固く誓ったのだった。

その他のDIYに関しての記事はこちら → 自家発電への道のり

まとめ

今の家に引っ越す前は、まさか私たちがDIYを始めるなんてと思っていたし、まさか “自分たちで窓を作る”なんて、そもそもそんな発想すらなかったことだ。だけど実際にやってみたら、あっけないくらい簡単にできてしまった。

できない、という先入観がなくなると、世界は広がるんだなあー!と実感したのだった。