はじめての家庭菜園〜キュウリ編〜

家庭菜園のきゅうり

夏野菜と言えば、トマト、ナス、とうもろこしなどが挙げられるけれど、実は私が一番好きなのがキュウリだ。そのまま食べてもよし、漬物にしてもよし、サラダにも欠かせないし、炒め物としても重宝する。

私にとってなくてはならない野菜であるキュウリは絶対に育ててみたいと思っていた。

初めての家庭菜園〜キュウリ編〜だ。

キュウリの育て方☆

土台の作り方☆

キュウリ栽培で大切なのが土台作り。キュウリの根は浅く広く張るため過湿や乾燥に弱く、排水性や通気性の悪い土だと育ちにくくなってしまう。根が張りやすいように深さ15cmまでよく耕し、高畝を作るとよい。
キュウリは成長が早いため、肥料切れを起こさないように注意する。

植え付け☆

本葉が3〜4枚出たら畑に定植する。株間は60cmほど取り、植える穴には十分に水分を吸収させておく。キュウリは茎葉が弱いため、仮支柱をたててつるを誘引する。こうすることでつるの先の痛みを防ぐことができる。また植え付けから一週間は水を多めに与えるようにすると根がしっかりと定着しやすくなる。

栽培管理☆

キュウリの95%以上は水分でできているため、水やりを十分にする必要がある。特にキュウリが大きくなる頃に水分が不足すると、キュウリが曲がったり先端が細くなったりするなど、変形してしまうことがある。キュウリの果実は夜間に大きくなるので、特に夕方以降にたっぷりと水分を与えるようにするとよい。
またキュウリの茎葉が増えてくると採光できなくなってしまうので、不要な葉は摘み取っておくとよい。古くなった葉、病気になった葉から摘み取るようにし、摘み取り過ぎには注意する。

キュウリの種まきと収穫の時期☆彡

キュウリの種まきについて☆

キュウリは25〜30度の間くらいが発芽の適温と言われているので、トマト同様冷蔵庫の上で発芽させる。ゴールデンウィーク前後に定植させる場合は、3月下旬頃に種まきをする。ポットに土を入れ、軽く穴を開けたら種を3粒ほどまき、土をかぶせ、最後に水をたっぷり与える。

キュウリの収穫について☆

キュウリは実がなり始めるとあっという間に大きくなり、放っておくとヘチマのようになってしまって、大味になる恐れがある。また実が大きくなりすぎると株自体が弱ってしまうので、実の大きさが20cm弱になったら収穫するようにしたい。

またキュウリは朝が一番みずみずしいので、朝に収穫することをおススメする。

家庭菜園でキュウリを育てる時の裏技☆彡

うどんこ病になったら…

うどんこ病とはその名の通り、葉っぱにうどんの粉のような白い粉状の斑点ができる症状を伴う、カビの一種によって引き起こされる病気で、放っておくと白いカビが葉を覆い、光合成ができなくなって生育不良を起こしてしまう。最終的には果実がならなくなってしまい、収穫量が減ってしまうため、早めに対策を取る必要がある。カビが広がらないよう、初期のうちにうどんこ病の葉を摘み取るようにする。
またうどんこ病の葉を触った手で他の葉を触るとうつってしまうので、うどんこ病を触ったら必ず手を洗うようにした方がよい。

最初にできたキュウリは…

どんな野菜でも、最初に実ができるまでは待ち遠しく、楽しみなもの。特に最初にできたキュウリはできれば大きくしてそのおいしさを味わいところだけれど、実は最初にできたキュウリは成長途中、10cmほどの大きさで収獲してしまうようにしたい。何故なら実ができると栄養が実のほうに行ってしまうため、葉やツルを大きくすることができなくなってしまうからだ。最初の2、3本は小さいうちに収穫するようにすると、長い期間収穫を行うことができる。

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まとめ

花が咲いてからあっという間に大きくなってしまうキュウリ。冷や汁や冷やし中華など、夏の献立に鮮やかな緑色を添えてくれる、我が家にとって家計を助けてくれる貴重な食料だ。たくさん取れ過ぎても困ることのないキュウリは、育てるのもそれほど難しくないので、家庭菜園を始めるのであれば絶対に育てたい一品だ。