私は都心のマンションで育ったので、自分の家に庭がある生活がずっと憧れだった。その夢が、郊外で中古の一戸建てを購入したことにより叶ったので、ずっとやってみたかった家庭菜園にもチャレンジしてみることにした。
初めての家庭菜園〜トマト編〜だ。
目次一覧
トマトの育て方☆
まずは土台づくり☆
トマトは日当たりがよく、乾燥と昼夜の気温差がある場所を好む。水はけの悪い場所であれば高畝にして水はけをよくするとよい。またトマトの根は意外と深くまで伸びるので深くまで耕すとよい。
また栽培期間を通じて肥料を切らさないようにしたいが、やりすぎは厳禁。
植え付け☆
株間を50cm以上とり、仮支柱を立てる。初めは細い支柱を、完全に定着するようになったら2mほどの本支柱を立てる。場所が狭ければ1本ずつ立て、広めにとれるのであれば2本の支柱を合掌型にして立てると安定感が出るのでおススメ。茎と支柱をきつくなりすぎないよう、5cmほどの間隔を開けて8の字で結ぶ。
栽培管理☆
主枝に十分な栄養が行くようにするために、本葉の付け根から出る脇芽はすべて掻き取るようにする。脇芽の成長は早いので、なるべくこまめにチェックするようにする。
また大玉トマトの場合、一つ一つの実を大きくするため、1花房あたり4〜5果程度に抑え、それ以上の実は摘み取るようにする。
トマトの種まきと収穫の時期☆
トマトの種まきについて☆
トマトを種から育てる場合、定植の2か月前くらいから種まきをする必要がある。となると、2月の下旬〜3月の下旬までには種まきをしておきたい。
ただトマトの種は暖かくないと発芽しないため、野菜などが入っているプラスチックのパックにキッチンペーパーなどを敷いて水に浸し、そこに種を乗せ、冷蔵庫の上で寝かせる。
3日ほどすると芽が出てくるので、水で濡らした土の入ったポッドなどに移し、上から薄く土をかぶせる。トマトは寒さに弱いので、室内で温度管理をしながら育てるようにするとよい。
トマトの収穫について☆
植え付けの時期などにも左右されるけれど、トマトの収穫時期は7月から8月が一般的。
トマトは大きくなりきってから実が赤くなるが、どこまで赤くなれば収穫できるタイミングなのかを判断するのが難しいところ。あまり早すぎてもおいしくないし、遅すぎると身が割れたり雨でダメージを受けたりするので、見極める
ポイントとしては、
・へたの近くまで赤くなっている
・へたから外れやすくなっている
・感触が柔らかい
などが挙げられる。
家庭菜園でトマトを育てる時の裏技☆彡
植え付けする際の裏技☆
植え付けをする際、土に穴をちょこっとあけてちょいちょいと植え付けてしまいがちだが、実はそれはもったいない。トマトを植え付けする際は茎の下葉を取り除き、なるべく深く穴を掘って深く植え付けるか、寝かせるようにして植え付けるとよい。
トマトは地中に埋まっている茎からも根を生やすので、より丈夫に、より栄養を吸収できるようになるのだ。
土づくりの裏技☆
トマトを含むナス科の植物は連作障害を起こしやすいので、前の年にナス、トマト、ピーマン、ジャガイモを植えた場所には植えないようにする。
栽培中の裏技☆
トマトは水分が多いから、たくさん水をあげた方がいいのではと思われがちだが、実は甘いトマトを作るためには、なるべく水を与えないようにすることが必要になる。水分を与えられなくなると、トマトは生命維持機能を働かせようとし、空気中の水分を取り込もうとするようになる。するとトマトの実の液体濃度が高くなり、ドンドン赤くなって甘くなっていくのだ。
その他の家庭菜園に関しての記事はこちら → はじめての家庭菜園〜キュウリ編〜
まとめ
もともとトマトが好きな私たち家族。収穫時期はものすごい量のトマトやミニトマトを収獲することができたが、さすがに生で食べることに飽きてしまった。
けれどもトマトはそのまま食べるのはもちろん、火を通してもおいしいし、ソースにして保存することもできるので、家庭菜園をするのであれば是非ともチャレンジしたい一品だ。