つみ木の作り方

つみき

1歳2か月になる息子のため、トイザらスにつみきを買いに行った。

アンパンマン大好きな息子が「パンマン、パンマン」と言いながら指差したアンパンマンの積み木の値段を見て、私はウーンと唸ってしまった。

これなら自分で作った方が安く上がりそうだし、何より手作りの温かみとオリジナリティも追求できる。「積み木…作っちゃう?」

そんなわけで作ってみた積み木の作り方を紹介したいと思う。

材料選び☆

やっぱりヒノキ☆

毎週のように通っている、近所にできた大型ホームセンターに繰り出し、積み木の材料を選ぶ。色々調べてみたところ、エゾマツやヒノキなどは比較的柔らかく、初心者向けと言えるんだそうだ。

何となく香りがいいからという理由でヒノキを探していたら、夫が突然「そういえばMさん、ヒノキで建てるって言ってなかったっけ?」と言い出した。Mさんとはご近所の方で、現在家を建て替え中のため仮住まいのアパート暮らしをしている。「もしかしたら…?」と夫と顔を見合わせた。

近所の建築現場で…

翌日Mさんの新築中の現場に足を運び、外から様子を伺ってみた。駐車場の一角に、端材らしきものが置いてあったのを見つけて、物おじしない夫が早速大工さんに話しかけた。

私は人見知りな性格なので、絶対に話しかけられない距離感を保ちつつ、様子を伺う。夫は全く意に介さずぐいぐい大工さんと交渉していた。夫はそういうのが得意なのだ。その大工さんもとても気さくで、夫の図々しい提案に快く応じてくれた。

こうして私たちは積み木の材料を無料でゲットすることができたのである。

使う道具☆

切る道具☆

積み木と言えば正方形や長方形や三角形、それに丸など様々な形があった方が、遊びにも奥行きが広がる。正方形や長方形は糸鋸でまっすぐ切ればいいだけなので問題なかったけれど、問題は丸だ。糸鋸で切るのは結構難しくて苦戦してしまった。

いっそのこと四角と三角だけで…と心折れそうになったが、いやいや丸みのない積み木でしか遊んだことのない子供はきっと心に丸みもなくなるに違いない…というよくわからない強迫観念のもと、何とか頑張ってみることにした。ホームセンターの工作室でジグソーを借り、無事我が子の心の丸みを守ることができたのだった(?)。

削る道具☆

さらに我が子の心の丸みを守るべく(笑)、全ての積み木を紙やすりで整える。ささくれのひどい部分は#120の粗目の紙やすりで、さらに#180、#240で仕上げ、滑らかな仕上がりにする。

実際の作り方☆

積み木の塗料について☆

それぞれの積み木の形に型を取って木を切り、ヤスリがけをして表面の形を整える。このまま終わって木の素材感を楽しむのもいいけれど、やっぱり子供のおもちゃなのでできうればカラフルにしてみたい。まだ1歳二か月の息子は何でも口に入れてしまうので、塗料にもこだわりたいと思い、探してみることにした。

結局…

色々調べてみた結果、米糠を主原料とした塗料を塗ってみることにした。木目をキレイに見せてくれる上、カラフルでマットな仕上がりになった。しかも赤ちゃんに安全で優しいので、どんなに舐めても安心だ。ヒノキなのでそのまま使用してもよかったのだが、やはり色を塗るとオリジナリティがさらに出て愛着が湧いてくるから不思議だ。

その他のDIYに関しての記事はこちら → 木の棚の作り方

まとめ

こうしてできた手作りの積み木を息子に持たせたら、とりあえず床に打ち付けたり投げつけたりと、積み木本来の用途とはちょっと違う使い方だったけれど、気に入ってもらえたようだ。

どこにも売っていない、我が家オリジナルの積み木は、見ているだけでも癒されるインテリアにもなるので、是非DIYで積み木を手作りすることをおススメしたい。